頭には、どんなツボがある?

頭には、主に胃経・胆経・膀胱経・三焦経といった経絡が流れています。これらの経絡は、胃腸・消化機能・自律神経等に係る経絡と言われています。
例えば、膀胱の経絡は、その名の通り膀胱の機能に関係しています。頭から首スジを通り、背骨の両脇を通り足先まで巡ります。しかし、単純に膀胱だけに関連するということではありません。例えば、自律神経は背骨に沿って存在していますので、この膀胱経は自律神経にも関連するとみることも出来るのです。もし自律神経が不調であったりすると、頭の膀胱経のツボにも反応が出ることもあります。
また、首や背中の筋肉が緊張すると、頭痛が起きやすくなり膀胱経のツボに痛みとして出る人もいます。
胆経は 肝臓や胆嚢にも関わる経絡です。胆経は、頭から首肩を通り、身体の側面を通り足先まで巡ります。肩や首が凝ると頭痛がしやすくなり、頭の胆経のツボに痛みとして出やすくなります。
このように、体幹を巡る経絡上の異常が、頭のツボのコリや痛み等の反応として現れます。
その他に、頭の代表的なツボに「百会(ひゃくえ)」があります。「沢山の経絡が交わるツボ」と言われていて、脳疾患、精神症状、不眠、痔、高血圧などに良いとされています。