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頭のコリってどこからくるの?

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頭のこりは頭部の筋肉運動による疲労要因に限らず、精神面からの影響があるといえます。脳疲労と言われたりしますがその原因は、栄養不良、血行不良、ストレス等による神経の使い過ぎ、眼の使い過ぎ、睡眠不足、鬱病にも関連すると言われています。

①精神的なストレスと頭のコリとの関連

自律神経には、副交感神経と交感神経があります。
これらは、視床下部と大脳辺縁系の調節を受けています。ここでは、本能や情動行動に伴う自律機能の調節をしています。例えば緊急事態の時に、逃走か闘争かという行動になった時に直結して起こる全身的な反応を起こします。わかりやすくいうと、もしジャングルで虎に遭遇した時に、心臓がドキドキして、嫌な汗をかいて、逃げるか、戦うかといった時の身体に現れる反応です。

現代社会では、命に関わる危険は滅多にはありません。しかし日常生活では、心理的なストレスを感じると、交感神経が優位になり体内にノルアドレナリンやアドレナリンといった神経伝達物質が分泌されます。そして、血糖値・心拍数・呼吸数を上昇。血圧の上昇。大部分の血管を収縮させる(戦闘・防衛反応のために一部の骨格筋の血管は拡張する)。消化機能を低下させる。発汗を促す。瞳孔を拡大させる。といった反応が現れます。
もし、運よく虎から逃げきれて安全な場所を確保できたなら身体は休息を欲します。内臓機能を高めて、栄養をとります。消費した糖分をとりたくなるかもしれません。これらは、副交感神経の反応です。

交感神経は、身体を緊張あるいは、興奮状態にもっていき、周囲の状況に対して即座に反応できるようにする。一方副交感神経は、内臓機能を活性化させ身体を養う方向にもっていきます。

長期にわたってストレスを感じたりすると(ストレスの種類は、物理的・化学的・生物的・心理的なものを含む)、副交感神経への切り替えがうまくできなくなります。
心身がリラックスできずに 不眠になったり、胃潰瘍であったり、過呼吸であったり、その人の弱い部分に症状として現れやすくなります。
また、ストレスに対応するために、脳で考えごとをしたり、悩んだり、また、不安や怒り・恐れ等の感情を感じると顔の表情にも表れます。これらは、快・不快を判断する大脳辺縁系が関わると言われている。
わかりやすい例でいうと般若のお面を想像するとわかるが、眉間に皺がより側頭部のあたりからツノが出ている。そのようなことが、ストレスフルな状態では起こっているということです。結果として、頭の筋肉を無意識に緊張させて、頭皮も硬くなり、血流も悪くなるという悪循環に陥ります。
他にも、夜中に無意識に歯ぎしりをする人は、無意識に怒りをためこんでいる可能性もあり、これもストレスの結果と言えます。咬む筋肉は頭の側頭筋に影響し、やはり頭の筋肉を硬くしてしまいます。

人によって様々な原因が考えられますが。結果として、頭の筋肉を無意識に緊張させて、頭皮も硬くなり、血流も悪くなるという状態をつくりだします。

ツボの反射の理論

内臓やその他の組織に異常がある場合、その異常が神経的につながりのある皮膚や筋肉に影響しそこにさまざまな変化があらわれる。
このことを説明する研究の一つとして、内臓体性反射というシステムがあります。これは内臓の状態が、自律神経を介して、筋肉のコリや皮膚の硬さとして現れる反射のことを言います。例えば、胃が悪いと 背中の胃のツボにコリがでて押すと痛くなったり、お腹の中脘というツボが硬くなったりします。そのような状態の時には、必然的に皮膚の動きも硬くなります。

西ドイツの理学療法士、エリザベート・ディッケ女史(1884~1952)は、重度の下肢の血行障害になり壊死寸前で切断宣告を受けた。たまたま、自らの仙髄部を指頭でこすってみた所、下肢の痛みが軽減しついには完治してしまった。この経験から誕生したのが結合織マッサージという方法である。
これは、反応のでている動きの硬い皮膚をマッサージすることで自律神経を介して逆に内臓やその他組織に働きかけるもので、このような反射を体性内臓反射とも呼ぶ。
頭の皮膚でも同じで(筋肉の硬い所は結果として皮膚の動きも硬くなるのであるが)皮膚の硬い所、動きが悪い部分を改善することは、自律神経を介して内臓や組織に働きかけることになる。

いろいろな理論がありますが。昔から手当という言葉があります。悪い所に手を当てるという行為は本能的な行為です。昔の人は、そうして癒しの技術を確立してきました。同じ施術でも痛い不快を感じたら、身体は身構えてしまいます。心地よい、安心という気持ちになると 脳が副交感神経をだしても良いのだと判断します。

目の疲れと後頭部の緊張

首をマッサージしてもらったら目の疲れがとれた、という経験はあるかと思います。もちろん、頭頚部の血流がよくなったことで、眼を栄養する血流も結果的に増えたこともあるでしょう。しかし、神経的な作用もあるようです。
トリガーポイントでは(本来痛みのある場所と違う筋肉上の硬結過敏点を刺激することで、本来の痛みを取り除く治療があります。)、後頭部の緊張を弛めることでと眼の痛みがとれるという関連性が証明されています。
後頭部が緊張してしまうには、いくつかの原因があります。
例えば、パソコンやスマートフォン等を長時間、見ている時。どうしても、画面の方に目が近づこうとするため、不自然な姿勢で首から後頭部の筋肉を緊張させてしまいます。また、車の運転等で長時間同じ姿勢で首を固定させていることも原因になります。またストレスで、交感神経状態になっている時も原因の一つです。
後頭部には、大後頭神経という神経が走っています。後頭部にある筋肉が様々な理由で緊張すると、大後頭神経が圧迫されます。神経は圧迫されると頭痛等を引き起こすこともあります。眼の痛み等は三叉神経が支配していますが。この大後頭神経と三叉神経は、脊髄レベルで関連しあっているために、目の奥の痛みと後頭部の緊張は関連しあっていると言われています。

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